北海道ダッタンソバ生産者協議会活動内容

2015年11月1日

 

活動内容

【定期総会】

会計年度(1月1日から12月31日まで)事業報告、会計報告、会計監査報告、事業計 画(案)、会計予算(案)、役員改選(2年度毎に改選)などを審議、生産者現状報告、問題点の解決、各研修会報告、次年度の目標・方向性等について討論を行っている。 最近は、平成26年5月16日品種登録ダッタンソバの新品種「満天きらり」(登録者:国
立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター)の生産技術向上、機能性に優れている「満天きらり」へと作付品種を変えている。

 

【研修会】

ダッタンソバの研究者(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター、信州大学、大妻女子大学、東京農業大学、天使大学、元北海道農業研究センター職員他)、農林水産省北海道農政事務所担当官に講師を務めていただき、生産技術の向上のために年2回実施している。
うち1回目は、定期総会に合わせ、2回目は道内の生産地で7月~8月に開催し、26年度は、芽室町の農研機構北海道農業研究センターで実施、27年度は上士幌町において実施した。 最近は、JA関係者、学生、一般市民の参加も増えてきている。

●平成25年3月8日(金)サンビル4階会議室

①講師:東京農業大学助教(農学博士) 笠島真也様

テーマ:「普通そば・だったんそばの安定多収を目指して」

②講師:熊谷総合事務所所長 熊谷豊様

テーマ:「6次産業化等に対する取り組みへの誘い」~支援(助成・補助)制度の活用~

●平成25年7月19日(金)ヨシダ農産(現、株式会社ヨシダ)

①講師:北竜ホワイトファーム 副代表 川村隆一様

テーマ:「ダッタンソバの乾燥技術と調整による品質向上」

②講師:農研機構北海道農業研究センター上席研究員 森下敏和様

テーマ:「ダッタンソバの近況」

③報告者:北海道ダッタンソバ生産者協議会事務局長 高橋俊哉

テーマ:「十勝有機農業セミナー2013年」平成25年7月7日十勝プラザ

基調講演:有機農業その技術の骨格とこれからの展望

茨城大学名誉教授 中島紀一様

基調講演:植物共生微生物と土づくり

農研機構北海道農業研究センター主任研究員池田成志様

④報告者:北海道ダッタンソバ生産者協議会事務局長高橋俊哉 テーマ:「平成25年度のダッタンソバの農産物検査規格について」

●平成26年3月8日(土)サンビル4階会議室

①講師:ファーム吉仲代表吉仲竹男様

テーマ:「浦幌町でのダッタンソバの安定多収を目指して・緑肥の活用」

②講師:農研機構北海道農業研究センター企画チーム長鈴木達郎様

テーマ:「ダッタンソバの新品種開発と近況について」

●平成25年7月18日(金)北海道河西郡芽室町

農研機構北海道農業研究センター2階会議室、研究圃場

①講師:農研機構北海道農業研究センター企画チーム長鈴木達郎様

テーマ:「ダッタンソバの近況について」

  1. 講師:東京農業大学助教(農学博士)笠島真也様

テーマ:「農業環境の近況について」

●平成27年3月14日(土)サンビル4階会議室

①講師:農林水産省北海道農政事務所農政推進部課長補佐平恭輔様

テーマ:「農林水産省の経営所得安定対策等交付金とそばの検査規格について」

②講師:農研機構北海道農業研究センター企画チーム長鈴木達郎様

テーマ:「そばのトレビア」

●平成27年8月5日(水)北海道河東郡上士幌町

上士幌町役場2階研修室

講師:農研機構北海道農業研究センター上席研究員森下敏和様

テーマ:「ダッタンソバ満天きらりの近況について」

 

【圃場見学会】

年2回目の研修会に合わせ道内の生産地において実施している。26年度は、全国農業協同組合中央会会長を受賞された浦幌町ファーム吉仲(代表吉仲竹男)で実施、27年度は一般社団法人日本麺業団体連合会会長賞を受賞された上士幌町有限会社杉山農場(代表杉山幸昭)を予定している。土つくり、施肥、機械・機材、経費、育成状況、後継者問題、地域との関わりなど多岐にわたり情報交換を行っている。

●平成25年7月19日(金)北海道夕張郡由仁町

①見学圃場:よしだ農産

耕作面積:95haその内ダッタンソバ18ha(有機栽培、輪作対応)

②見学圃場:株式会社小西農園(北海道勇払郡安平町)

耕作面積:62haその内ダッタンソバ2ha(有機栽培、輪作対応)

●平成26年7月18日(金)北海道河西郡芽室町

①見学圃場:農研機構北海道農業研究センター研究圃場(満天きらり、新種)

②見学圃場:ファーム吉仲(北海道十勝郡浦幌町)

耕作面積:28haその内ダッタンソバ8ha(有機栽培、緑肥活用)

※平成25年度全国農業協同組合中央会会長賞受賞

●平成27年8月5日(水)北海道河東郡上士幌町

見学圃場:有限会社西原農場

耕作面積:45haその内ダッタンソバ5ha(有機栽培、満天きらり育種)

 

【平成26年度の主催イベント】

●第1回札幌ガレット祭り平成26年7月4・5・6日

「そば大国・北海道」と称されているが蕎麦業界全体では道産そば粉は2割弱となって いる。拡大対策として切麺だけではなく、道産そば粉(ダッタンそば粉を含む)を使用した 「ガレット手作り教室」、「ガレット選手権」、「そばクイズ」等の催事を通して道産そばの 普及拡大に取り組むことを目的として開催し、10,700人のご来場があった。

開催に際しては、札幌市の施設「サッポロさとらんどさとみらいプロジェクトグループ さとらんど交流館」において、共催をご受託いただきご支援・ご協力で開催できた。

4日のオープニングセレモニーには、農林水産副大臣吉川貴盛様、道内選出の国会 議員、道内農業関係団体などからも多くのご来賓にご臨席をいただき、開催した。期間 中は、市民、そば業界の関係者、マスコミ関係者がご来場され、終了後も大きな反響を いただいた。

●満天きらりを食べる夕べ平成26年10月10日

会場・協力TKPガーデンシティアパホテル札幌

ダッタンソバは別名「苦そば」と呼ばれ、従来品種を麺類にすると強い苦味があり、そ ば粉の製粉法、そば打ち職人の技術によって苦味を和らげて加工製品化されていたが 農研機構北海道農業研究センターにおいて長年の品種改良研究の成果が苦味が弱気 食味が良い「満天きらり」を開発の上、品種登録された。

「満天きらり」を加工食品にした場合にもポリフェノールの一種ルチン含有量が損なわ れることも少なく優れた機能性が期待できる。

ルチンは、毛細血管の強化効果、脂質代謝改善効果(メタボ改善効果)人試験でも 効果が確認されている。従来の欠点を補い登場した「満天きらり」は、北海道ダッタン ソバ生産者協議会会員でも利用が増え、さらに、全国へも広がりをみせている。

普通そばに比べて認知度が低いダッタンソバですが、機能性を活かした商品開発と 普及活動の一翼を担うために「食」していただくを目的に、メニュー開発にはTKPガー デンシティ・アパホテル札幌調理部様のご協力をいただき開催することができた。

概要は、「食」をテーマにしていますが、「満天きらり」の研究開発者のご苦労話から特性、従来品種との比較、今後に期待すること、幌加内町のそば事業の取り組みなどを発表いただき、その後、会食・歓談となった。

第1部講演会

講演者:農研機構北海道農業研究センター農学博士鈴木達郎様

テーマ:「満天きらり」のトレビア~研究現場から~

講演者:幌加内町長守田秀生様

テーマ:「日本一のそば生産地の取組みについて」

第2部 食べる夕べ

メニュー:

オードブル盛り合わせ

刺身3点盛り合わせ

豚ばら肉のせいろ蒸し

「満天きらりそば茶」入りグラタン

ローストチキンきのこソース

あんかけ「満天きらり揚げそば」

「満天きらりいなりずし」

「満天きらり冷そば」

フルーツ盛り合わせ

「満天きらりシフォンケーキ」

「満天きらり角食パン・フランスパン」

「満天きらり蒸し饅頭」

「満天きらり深焙煎入ノンカフェインコーヒー」

国会議員、そば業界関係者、そばに関心がある一般市民など111名が参 加され、「満天きらり」料理を楽しんでいただいた。この模様は、テレビ、新聞 でも紹介された。

 

【平成27年度の主催イベント】

●第1回北海道寒晒しダッタンそば祭り平成27年5月22・23・24日

寒晒しそばは、玄そばを寒中に冷たい水、あるいは清流に数日から約1か月間浸け てから寒風に晒して乾燥させ、挽いて打つそばのことです。冷水に浸けることによって 灰汁が取れ甘味が増し、そばの味が落ちる夏にも「新そば」の風味が楽しめると言わ れています。このような技法は江戸時代から行われ信濃国高遠藩などが将軍家へ
「暑中信州寒晒しそば」を献上したという記録が残されています。最近になって、北海 道、東北や信州、関東の高冷地のそば産地で寒晒しそばが復活し話題を呼んでいま す。

「ダッタンソバ」については、これまで寒晒しが行われたという記録はなく、その硬化 についは明らかではなかったところ、農研機構北海道農業研究センターが「満天きら り」を改良されたのを機会に、「満天きらり」にこの技法を運用したところ、期待通りに 味が濃く甘味を増すなどの効果が得られたので、寒晒しダッタンそば粉を使って開催
した。苦味が少なく食味に優れポリフェノールの一種「ルチン」の豊富な「満天きらり」 の消費拡大、普及活動に努めることを目的に開催した。

開催に際しては、札幌市の施設「サッポロさとらんどさとみらいプロジェクトグルー プさとらんど交流館」において、共催をご受託いただきご支援・ご協力をいただいた。 実行委員会では、来場者予想4,500人を超える5,500人が来場され、農林水産 省農林水産大臣政務官佐藤英道様、参議院農林水産委員会理事徳永エリ様、国会議員、道議会議員、札幌市議会議員、産学官関係者、マスコミ関係者が多数ご
来場いただいた。

寒晒しダッタンそば、寒晒しダッタンそば粉を使ったザンギ(から揚げ)、焼きそば、 ガレット・クレープなども好評で、寒晒しそば調理品・寒晒しそば加工品で5,000食 分を超え商品開発に大きなヒントとなった。

 

●第2回札幌ガレット祭り平成27年7月18・19・20日

ダッタンソバ「満天きらり」を活用し地域活性化、農村集落活性化、農業の6次産業化 推進、日本食・食文化の発信を行い、北海道の大地で育んだダッタンソバの優れた機 能性を豊かな想像力で生産に携わり、高付加価値な商品開発を行いながら、「ガレット 料理」を通して、これらの活動が地域おこしの一翼を担うことを目的に開催した。

開催に際しては、札幌市の施設「サッポロさとらんどさとみらいプロジェクトグループ さとらんど交流館」において、共催をご受託いただきご支援・ご協力をいただいた。

18日のオープニングセレモニーには、農林水産大臣政務官中川郁子様、一般社団 法人札幌消費者協会会長桑原昭子様、農研機構北海道農業研究センター所長 門脇光一様はじめ道内農業関係団体などかも多くのご来賓にご臨席をいただいた。

期間中は、多くの市民、そば業界の関係者、マスコミ関係者など3日間で10,400人 がご来場された。

札幌市内のガレット専門店、農研機構北海道農業研究センターの展示コーナー、子 供から大人まで参加された「ガレット手作り教室」、ダッタンそばコーナー、ダッタンそば 粉を使ったピザ、揚げ物、焼きそば、他にも道産農産物・水産物販売コーナーなど21 店舗が来場者をお迎えした。

 

※当協議会の主催イベントについては、毎回以下の団体・関係機関より共催、協賛、 協力、後援を頂いている。

北海道、札幌市

サッポロさとらんど指定管理者さとみらいプロジェクトグループ

農林水産省北海道農政事務所

国土交通省北海道開発局

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター

ホクレン農業協同組合連合会

一般社団法人日本蕎麦協会、一般社団法人全麺協

札幌商工会議所

一般社団法人札幌消費者協会

北海道新聞社、日本農業新聞北海道支所

北海道ダッタンそばの会、全国ダッタンそば生産推進協議会

北海道新聞社、日本農業新聞北海道支所

北海道産直加工生産者協議会

 

【農産物検査規格検討会議(ダッタンソバ】

第1回平成24年2月21日農林水産省共同第7・8会議室

第2回平成24年5月15日農林水産省共同第7・8会議室

が行われ、第2回会議へ出席し、第1回会議により表示、水分、被害粒、混入、容積 重などの意見を述べた。平成22年度から検査規格立案が検討されており、当初か ら当協議会では農林水産省担当部署へダッタンソバ情報公開を行い、平成23年度 からの「農業者戸別所得補償制度」、平成25年度からの「経営所得安定対策制度」 に反映された。

 

【陳情活動】

年に1・2回、ダッタンソバの普及活動の一環で道内選出の国会議員、農林水産省 担当部署、そば関係団体へ陳情活動を行い主にダッタンソバ市場の近況、新しい品種の 開発、地域活性化、6次産業化推進などの取り組みについて報告を行っている

平成27年7月7日高橋はるみ北海道知事様、小野寺勝広農政部食の安全推進監様 と面談し当協議会の活動状況、第2回札幌ガレット祭りへのご来場を要請いたしました。

 

【表彰】

ダッタンソバは、経営所得安定対策の農作物ですが、農産物検査の未検査品および 受検品も規格外品が除外され、優良なダッタンソバ生産者・産地を育成することが重要 で、生産技術の向上、経営安定、高品質な加工品開発、販路拡大に創意工夫が求め られます。当協議会での推薦については、地域・産地の農業関係者の推薦を受けられる。
基準以上の作付面積、平均以上の単収、品質向上への取組み、常にコスト削減を目指し、 経営が安定、人材育成、転作・輪作体系の導入、地域貢献などで成果を上げているダッ タンソバ生産者です。

 

全国そば優良生産表彰受賞者 主催:一般社団法人日本蕎麦協会

 

年度 表彰の種類 市町村 氏名
平成20年度 農林水産大臣賞 北海道小平町 関口英康
平成24年度 農林水産大臣賞 北海道札幌市 森 清
平成25年度 全国農業協同組合中央会会長賞 北海道浦幌町 吉仲竹男
平成26年度 一般社団法人日本麺業団体連合会会長賞 北海道上士幌町 杉山幸昭

 

※表彰者は、北海道ダッタンソバ生産者協議会生産者会員であり、規模の拡大、地域への貢献、 地域活性化、農村集落活性化、農業6次産業化推進、日本食・食文化の発信、環境保全型農業 の推進を取組んでおり、それらの活動成果が認められて表彰されています。